特別養護老人ホーム つつじの里 94歳入所者殺害、介護福祉士を逮捕

特別養護老人ホーム つつじの里 94歳入所者殺害、介護福祉士を逮捕
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会社名 : 社会福祉法人かがやき福祉会 特別養護老人ホーム つつじの里

社長/代表者 : 山田正昭
住所 : 田村郡小野町谷津作高山3−2
電話 : 0247-61-5881
設立 : 平成30年12月13日
法人番号 : 2380005012100
法人番号指定日 : -
資本金 : -
労働組合 : -


94歳入所者殺害疑い、介護福祉士を逮捕 小野の特養、殺意は否認

小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」で入所者の女性(94)に暴行し殺害したとして、田村署小野分庁舎は7日午後0時40分ごろ、殺人の疑いで小野町和名田字下落合、同施設職員の介護福祉士冨沢伸一容疑者(41)を逮捕した。冨沢容疑者は「排せつを促すために下腹部を押したが、殺そうとはしていない」などと殺意を否認しているという。
逮捕容疑は10月8日夜から9日早朝にかけ、施設内で入所していた須賀川市の女性に暴行し、殺害した疑い。
同署小野分庁舎などによると、9日午前5時ごろ、夜勤だった冨沢容疑者が「個室のベッドで女性が亡くなっている」と施設の看護師に電話で報告。施設主治医の診断で当初老衰とされたが、不審に思った関係者が10日、警察に通報した。女性の上半身などには複数のあざがあり、同署小野分庁舎などが詳しく調べた結果、死因は外傷性の出血性ショックだったことが判明した。
当時、冨沢容疑者ら2人が夜勤として勤務。同署小野分庁舎などは冨沢容疑者らに話を聴き、遺体や現場の状況から殺意があったとして殺人容疑で逮捕した。
「体調悪くなっていた」と報告
特別養護老人ホーム「つつじの里」を運営する社会福祉法人かがやき福祉会によると、冨沢容疑者は2019(令和元)年9月の開所時から介護福祉士として勤務。事件当時は、施設スタッフの勤務体制の調整や指導を行う「ユニットリーダー」という役職の一人だった。
女性の死亡が確認された10月9日は、前日の8日夜から夜勤で入所者の巡視を2時間ごとにしていた。女性が死亡したことについて「午前3時ごろには体調が悪くなっていた」と報告したという。警察の捜査を受け、施設は10月中旬ごろから冨沢容疑者を自宅待機としていた。
昨年春ごろ、冨沢容疑者が担当していた別の入所者の腕にあざが見つかったことがあったという。職員が冨沢容疑者に事実確認をしたところ「車いすに乗せる際に腕を強くにぎってしまった。虐待はしていない」と話したため、注意だけで終わったという。
同法人の阿部京一顧問(67)は冨沢容疑者について「静かでおとなしく、真面目だった」などと話す。
同施設には全室個室で29床あり、事件があった10月はほぼ満床だった。これまで、暴力行為や虐待があったという報告はなかった。
「両手の甲に複数あざ」遺族証言
女性の長男(65)は7日、福島民友新聞社などの取材に応じ、「歩くことも話すこともままならない人に対して、どうして暴力を振るったのか理解できない」と心境を吐露した。
長男によると、女性は昨年1月に脚の骨を折り、一人では歩けない状態になったため、同6月に施設に入所した。施設には新型コロナウイルスの影響で立ち入れず、女性に会えるのは3カ月に1度の通院の時のみだったという。
長男ら家族が最後に女性に会ったのは、亡くなる3日前の10月6日だった。長男らが女性の両手の甲に複数のあざがあることに気付き、本人に転んだ際にできたものか尋ねると、女性は「違う」とだけ否定し、その後は口を閉ざしたという。
9日朝にケアマネジャーから「女性が亡くなった」と連絡があった。老衰と診断されたが、家族らは3日前に女性の元気な姿を確認していたため違和感を覚えたという。遺体は、見える範囲だけでも首や鎖骨のあたりや両腕両脚が全体的に黒く変色していた。
女性は5月にも、血を吐いたなどとして病院に搬送されていたという。
長男は「母は我慢強くて口数も少なかったので、助けを求められなかったのではないか。本来ならば楽しく人生を終われるはずだったのに母に申し訳ない」と無念さをにじませた。 (福島民友新聞)



勤務する介護施設の入所者に暴行を加えて殺害したとして、福島県警は7日、同県小野町和名田の介護福祉士、富沢伸一容疑者(41)を殺人容疑で逮捕した。「体を押したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は10月8~9日の夜間に、小野町谷津作の地域密着型特別養護老人ホーム「つつじの里」に入所中の植田タミ子さん(94)に暴行を加え、殺害したとしている。
県警捜査1課によると、富沢容疑者は当時、他の職員1人とともに勤務中で、個室にいた植田さんに暴行したとみられる。同10日に施設関係者が県警に通報して発覚した。植田さんの体には複数の外傷が確認され、死因は外傷性出血性ショックだった。富沢容疑者は「9日朝にベッドの上で亡くなっているのを確認した」と供述しているという。
富沢容疑者は2019年9月の開設当初から同施設で働き始め、植田さんは21年6月から入所していた。
植田さんの長男、芳松さん(65)は、10月10日に自宅を訪れた捜査員から、無言の帰宅をしていた植田さんの首回りや両足全体に残っていたどす黒いあざを見せられたという。司法解剖の結果、腹部も内出血していた。「戦争の時代も経験し、苦労ずくめの母がなぜこんな死に方をしなければならなかったのか」と声を絞り出した。 (毎日新聞)



介護施設入所者殺害事件 ほかの入所者も暴行か 福島 小野町

小野町の介護施設で当時94歳の入所者が暴行を受けて殺害された事件で、この施設の職員らが警察に対し、逮捕された介護福祉士が担当していた他の入所者も暴行を受けた形跡があったと話していることが、警察への取材でわかりました。
被害者の遺体にはさまざまな場所にあざがあったということで、警察は、入所者への暴行が繰り返されていた疑いもあるとみて調べています。
小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」の介護福祉士、冨澤伸一容疑者(41)は、ことし10月8日から翌日にかけて、入所者の植田タミ子さん(当時94)に暴行を加えて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
これまでの調べで、遺体には、激しく内出血していた腹部のほかに、首や手足などにも複数のあざがあったことがわかっています。
警察によりますと、調べに対し冨澤容疑者は、「介護の際、排泄を促すために腹部を押したが、殺意はなかった」と供述しているということです。
この施設の職員らは、警察に対し、逮捕された介護福祉士が担当していた他の入所者もあざなど暴行を受けた形跡があり、冨澤容疑者が来るとおびえる入所者もいたなどと話しているということで、警察は、入所者への暴行が繰り返されていた疑いもあるとみて調べています。 (NHK)



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